なぜエタノール濃度70%以上のアルコールが良いのか?
これには、はっきりとしたエビデンスがありましたので以下に共有します。
手洗いがすぐにできない状況では、アルコール消毒液も有効です。
新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)
アルコールは、ウイルスの「膜」を壊すことで無毒化するものです。
<使用方法>濃度70%以上95%以下(※)のエタノールを用いて、よくすりこみます。
(※) 60%台のエタノールによる消毒でも一定の有効性があると考えられる報告があり、70%以上のエタノールが入手困難な場合には、60%台のエタノールを使用した消毒も差し支えありません
政府からの情報なので安心して信用できますね。
新型コロナの消毒・除菌目的でアルコール消毒液の購入を検討するときは、エタノール濃度70%以上を目安にしましょう。
私も使っている、おすすめのエタノール濃度77%のアルコール消毒液と、その購入方法を別の記事で紹介しています。興味があれば、ご覧ください。
アルコール消毒液を使用するときの注意点
便利なアルコール消毒液ですが、使用するときに注意しないといけないこともあります。
<注意事項>※アルコールに過敏な方は使用を控えてください。
新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)
※引火性があります。空間噴霧は絶対にやめてください。
これも政府からの情報です。台所のコンロ周りなど火気のある場所では、使わないようにしましょう。
他にも販売店などのホームページを見ていると次のような注意点もあるようです。
濡れた手に使用しない
濡れた手に使用すると、手についている水分でエタノールの濃度が薄まり効果が落ちてしまうようです。
手が濡れている場合は、ペーパータオルなどで十分に手の水分を落としてからアルコール消毒するようにしましょう。
粘膜や傷口につけない
刺激性があるため粘膜や傷口など肌の弱い部分には使用禁止です。
また、アルコール過敏症、アルコールアレルギーの方は、アルコールが触れた部分に、かゆみを感じたり発疹が出たりするようなので、肌に異常が生じないか注意して使用するようにしましょう。
塗装箇所、ゴム、樹脂製品に使わない
塗装箇所に使用すると剥がれの原因になることがあるようで。フローリングのワックスにも注意が必要とのこと。
ゴム、樹脂製品に使用すると変色や劣化させてしまうことがあるようなので、使用しないようにしましょう。
アルコール消毒液の保存方法
アルコール消毒液は樹脂製品を劣化させてしまうので、大入りの商品や外出用で小分けにしたい場合に保存する容器には注意が必要です。
簡単に手にはいる「PET素材」のものはアルコール消毒液で劣化してしまうので、ガラス、陶器、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、硬質PVC(ポリ塩化ビニル)に保存するのが良いようです。
※7/14追記
PET素材も問題ないというエビデンスも見つけました。
高濃度のアルコール消毒液の保存方法・容器について別の記事を作成しましたので、興味があれば合わせてご覧ください。
まとめ
コロナ対策で注目されているアルコール消毒液ですが、ノロウイルスやインフルエンザにも有効です。
使い方も簡単なので、これを機会に日々の予防対策として取り入れましょう!
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